声優・ナレーション

5分のナレーションにかかる収録時間。時給にすると実は・・・

皆さんこんにちは。

ナレーションって聞くと、皆様はどんなイメージを思い浮かべますか?

淡々としたイメージ?清潔なイメージ?明るくキャッチ―なイメージ?

人それぞれに思い浮かべるのは違うと思います。

また、テレビCMなどでもナレーションは必要不可欠な存在ですが、

「○○のCMのナレーション良かったよね?!」と会話す人は少ないと思います。

そのくらい自然と耳にするナレーション。

実は最近クラウドソーシングサービスでyoutubeのナレーション依頼の案件が多くあるんです。

その時に「時給1800円も可能!」「声優志望さん歓迎」と書いてあったら、実際どのくらい稼げるのか気になりますよね?

ナレーションに興味のある方、声優志望さんはチェックしておくと失敗をしなくて済むと思います!

依頼する人も制作の苦労を知ってもらった上で、予算を決めていただければと思います。

音声制作の流れ

ナレーションやセリフって「ただ読むだけ」だと思っていませんか?
実はとっても大変なんです。

体が起きてから・・・

あなたは、起きてすぐに声が出ないことってありますよね?

のどがザラザラしたり、引っかかっているような経験はありませんか?

実は「声」は起きてすぐには出ないんです!

声が出やすくなるのは、体が起きてから三時間後だといわれています。

無理は禁物。

それ以前に無理に声を出そうとすると声帯に負担がかかって逆に喉を傷めてしまいます!

じゃあ、どうしたらいいか…答えは簡単!

収録前の三時間前には起きていればいいのです!!

文章を増やす

それだけではダメ!

三時間前に起きたらそれでいいのか?

実は音声制作はそれだけでは不十分なんです。

水泳をする前に準備運動をしますよね?

声を出すには体の状態も、とても重要な要素の一つです。

体を起こしてあげないことには、いい声は出ません。

じゃあ、具体的になるをするの?体の状態とはどういうことを言うのか?

次の項目で説明していきます!

準備が大事。

収録の三時間前に起きて何をするの?と思うかもしれません。

そのあいだに収録のための準備をします。

準備と聞いて、原稿のチェックだと思ったアナタ!

実はそれだけではないんです!

もちろん原稿のチェックも大事な仕事の一つですが、声が起きていない状態でやってしまうと、逆効果の場合があります。

なぜ逆効果になってしまうのかはこの後説明していきますのでまずは準備に何をしたらいいのかを書いていきましょう。

 

体を作ろう!

じゃあ、何を準備するのか?

声は体を使った楽器です。

声を最大限に活用するため、体を準備しましょう!

体の準備と聞いてもピンとこない方もいるでしょう。

答えは簡単です!

ストレッチをしましょう!

  • 肩の凝りをほぐす
  • 首を回す
  • 肩甲骨を柔らかくする。

喉は首や肩の近くにあります。

その周りの筋肉が固まっていると、声は出にくくなります。

喉を温めるイメージでリラックスすることが大事です!

体と対話しながら15分~60分のストレッチをします。

ここで大事なのは急に動かしたり早く終わらせようとしないこと。

焦ってしまい体を傷めてしまっては元も子もありません。

ゆっくりと、気持ちの良いストレッチを心がけましょう。

体が温まったら

次に発声や滑舌などの基礎練習をします。

この段階を飛ばそうとすると、うまく口が回らなくて録り直し…なんてこともあります!

面倒に思ったり、プロなのに必要なの?と思うかもしれません。

プロだからきちんと基礎をやっているのです。

個人差はあると思いますが、私は15分~30分は基礎練習をしています。

いよいよ下読み

体も温まって口も回るようになってから、ようやく原稿を読んでいきます。

  • 原稿に誤字はないか
  • 専門用語、固有名詞に気を付ける
  • 自分の言いにくい部分がないか

この三つに注意して読んでいきます。

自分の言いにくい部分には要注意!

いくら滑舌ができる人でも文章になるといいにくい部分が出てきます。

これは声に出してみないとわからないので、下読みの段階できちんとチェックしましょう!

一回目で軽く読み、二回目で本番と同じように読んでいきます。

そして…本番!

ここでいよいよ収録していきます。

宅録の場合は周囲の環境も大切なのでタイミングも重要です!

うまく言えたのに環境音が入っていた…となると録り直しになってしまいます。

逆に、今だ!と思うと焦って言えなくなってしまいます。

そこを克服するにはマインドセットも重要になります。

マインドセットの方法などはレッスンで教えていますよ♪

収録で終わりじゃない

収録している最中も録り直しをするので、一本5分の原稿でも15分はかかってしまいます。

でも、それで終わりではありません。

  • 間のバランス
  • 音量調節
  • ノイズ除去

ポイントに注意しながら聞き直し、必要なら修正、編集をします。

これにも15分~30分はかかってしまいます。

主に注意すべきはリップノイズ。

息を吸う音やプツッというノイズがないか細かく見ていきます。

次に、聞いていて気持ちの悪い間になっていないかチェックします。

必要ならカットや間を0.5秒単位調節していきます。

1本5分なのに…

5分の音声を取るのに大変な時間がかかることがわかると思います。

時間まとめ
  • 収録3時間前に起床
  • ストレッチ:15分~60分
  • 基礎練習:15分~30分
  • 下読み:10分
  • 本番:15分
  • チェック&編集:15分~30分

起床から考えると…

5分の原稿を読むのに

約4時間~約7時間はかかることになります。

3時間の間にストレッチをしても

約1時間~約2時間はかかることになります。

5分のものを作るのにこんなに時間がかかるって知っていましたか?

プロだったらすぐに読めるでしょう?と思われがちなのですが、きちんと読むとなるとこのくらいはかかってしまいます。

時給にすると…

1本300円だとして

時給300円~それ以下

まとめ録りをして口が回るようになっても

時給600円~900円程度

ちなみに平成30年度の全国平均最低時給は874円です。

(厚生労働省・平成30年度地域別最低賃金改定状況より

こう見ると、制作の大変さわかっていただけると思います。

時間とお金を積んで学んだ技術を発揮するのは大変なことなのです。

それに対して、最低賃金と同じなんておかしいと思いませんか?

余談ですが、生徒さんに「お芝居を何年間やっていくら使いましたか?」と聞かれて計算してみたことがあります。

多額なのを承知で詳細をあえて出さなかったのですが、その結果。

私はお芝居などの勉強に約15年間で2000万円程度を使っていました。

交通費やチケットノルマなど細かいものを全部含めたらもう少しかかるかもしれません。

技術は目に見えないからこそその背景を知り、きちんとした評価を受けるべきだと思います。

 

まとめ

技術を得ることには莫大の時間とお金がかかります。

もちろん低予算でも構いません。

その場合は理由や方針などきちんと伝え、同意を得ましょう。

予算の削減は自分の作品のクオリティーも下げてしまう可能性もあります。

あなたの作品をより良いものにするためにもきちんと依頼相手の技術を知り、それに見合った報酬を用意しましょう。

そうすることで作品はさらに輝きを増し、人に感動を与える素敵な宝物になるはずです。

そして技術者は、それだけで生きていけるスキルがあることに自信をもってほしいです。

 

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紀咲 朱里(きさき あかり)

役者・ナレーター・メンタルアドバイザー。
人生のすべてを芝居にかけてきた。
元気で活発な女の子が得意。

『価値以上のものをお届けできるように』がモットー

レッスン経歴

  • 平成16年11月~平成22年頃
    湘南アクターズスクール(現在:湘南テアトロ☆デラルテ)にてレッスン受講

芝居やアテレコを郷田ほづみ氏に師事。

  • 平成21年
    専門学校東京アナウンス学院 放送声優科卒業

安田 夏望氏、荒木 香衣氏、島香 裕氏 らに指導を受ける。

卒業後は、新井 昌和氏、橋沢 進一氏、夕樹 ゆう氏らと関わりながら、

自分の技術をさらに磨く。

 

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